オーストリア皇后エリザベートはたぐいまれなる美貌の皇妃としてその名を知られました。
現在でもウィーンに行けば、お土産物には必ずといっていいほど彼女の肖像画が使われており、
人気の高さがうかがえます。
エリザベート、愛称シシィは、16歳で名門ハプスブルク家に嫁ぎ、
フランツ=ヨーゼフ皇帝の妃となりました。
古く、堅苦しい宮廷生活は彼女の自由を愛する性格には合わず、
エリザベートは自らの美に没頭し、
そして、自由を追い求め、放浪の旅を続けたのです。
彼女の孤独な人生は、テロリストの暗殺という非業な死によって
終わりを迎えました。
エリザベートの美しさ、その人生は、映画や小説、ミュージカルを通して、
人々の心をとらえて離しません。